グラボの消費電力はGeForce、RADEONのどちらが優れているのか?

消費電力で選ぶなら圧倒的にGeForce系が有利!

グラフィックボードはCPUと同じく高性能であるほど、ゲームプレイ中の消費電力が高くなる傾向があります。そして高性能なグラボを導入する際に気をつけたいことが電源ユニットの出力です。容量が足りなくなると十分な性能を引き出すことができない。なのでグラボは高性能でもできるだけ消費電力の低いタイプを選ぶのがコストパフォーマンスにつながっていきます。

 

例えばIntel製CPUであればハイエンドグラボと言われるGTX980Tiであっても600W〜700W程度の電源容量があれば十分カバーできる出力となる。ただし電源ユニットが古い場合は経年劣化によって出力が落ちている可能性もあるので注意が必要となる。

 

もし自作にしろBTOパソコンにしろ消費電力の少ない方が良いなら現行世代ではGeForceの方が消費電力の低さは圧倒的軍配を上げている。

 

RADEON系のハイエンドGPUは唯一だがHBMを搭載したFury Xのみ下位のR9 390Xより消費電力が大幅に少ない性能だが消費電力の面を見るとGeForceの方が一枚上手といった形となっている。そのため自作で消費電力にこだわるような作りのパソコンを組むなら確実にGeForce系のグラフィックボードを搭載した方がコスパは良くなるので覚えておこう。

 

また最近ではGTX1000シリーズが発売された。この製品は性能も大きく向上させながら消費電力はGTX980Tiよりも100W以上も少なくなっている。つまり高性能なのに電気を食わないGPUなのだ。

 

自作マニア、BTOマニアでも喉から手がでるほど欲しい売り切れ状態が続いているグラフィックボードになっている。

 

ゲーミングPCの電源は700Wが安定している!

今は技術がよくなってグラボの消費電力は下がってきている。しかしいつ上がるかもわからないのがパソコンパーツである。そのため拡張性も視野にいれて自作なりBTOパソコンを買う場合はできるだけ電源容量も大きく設定しておいた方が後で後悔をしにくい。

 

中でも最適な容量となるのが700Wだろう。
GTX980Tiは約250Wの消費電力になっている。電源容量が700Wならこの電力にも最適で余裕がある。今後はどんなに消費電力が高くなってもシングルコアであればGTX980Tiのレベルが最大値になってくるであろう。なので電源容量は700Wを選んでおけば交換するときもトラブルなく電源が足りないなんてことは起こらないだろう。